こんにちは。
南アルプス市で築100年の古民家をリノベーション中のみつばです。
今回は佐々木プランニングさん(設備屋さん)が床暖房の施工をしていったので、その様子をお届けします。
古民家の暖房をどうするか?に関してはかなり悩みました。
情報収集したり、検討したことはまた別の記事にまとめたいと思っています。
私が導入したのは「カーボン繊維に電気を流して発熱させ、遠赤外線を放出する床暖房『ひなたごごち』」です。
少し変わった建材なので、導入を検討されている方の参考になったら嬉しいです。
下地はスタイロ・コンパネ・ゼットロン
施工は約20畳で半日でした。
薄いシートを敷き詰めて、配線していくのが基本のようです。
こちらが、そのシートです。
「ひなたごごち」という(株)MITOMIが開発した製品です。
薄さを例えるなら、クリアファイルくらいです。
すごく薄い!
施工時の厚みは、ほぼ考慮しなくていいそうですが、配線するのに6mm必要です。
下地は根太のあいだに断熱材(スタイロフォーム)を入れて、その上にコンパネをはります。
その上にゼットロンという断熱材をはります。
ゼットロンは積水が出している「ポリプロピレン硬質発泡体」の商品名です。
ベストパーツ オンラインで購入しました。
サイズは幅910×長さ1,820mm、厚さ5.5mmのものを20枚使いました。
1枚2,000円くらいでしたが、配送料が5,000円かかりました。
販売は10枚単位です。
ゼットロンに溝を切って配線
次に設備屋さんがやってきて、床暖房のシートの設置をしていきました。
シートを並べ、ゼットロンに溝を切って配線していました。
配線は緑色の養生テープで固定されています。
ビフォー、アフター。
シートを設置
トイレや脱衣所も設置します。
シートは断熱材の上に直接敷いて、切った溝に配線だけ添わせて上から養生テープで止めてありました。
設置自体は温水式床暖房よりも早いと思います。
構造も単純なので水漏れの心配がないのもいいなと思いました。
この上からフローリングをはっていきますが、後日、大工さんが配線やシートに通電しないようにビスを打つ場所で苦戦していました。
空気が乾燥せず、陽だまりのように暖かくなるということです。
今の時点では半信半疑ですが、遠赤外線が出るなら土壁や無垢のフローリング、漆喰などに蓄熱してほんわか暖かくなるのではないかな?と期待しています。
電気式床暖房だと、選べるフローリングが限られますが、ひなたごごちは無垢のフローリングをはっても大丈夫ということなので、杉の無垢フローリングをはる予定です。
メリットが多い商品ですが、唯一のデメリットは施工が難しいところでしょうか。
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