こんにちは。
築100年の古民家をリノベーション中のみつばです。
今回は古民家のリノベーションで柱を抜いて、空間を広く使うことについて考えてみたいと思います。
私の古民家ではホールの柱を抜いて、8畳の和室とつなげてLDKにしたら広い居室ができていいなと思いました。
問題はこの柱が抜けるかどうかです。
リノベーションで抜ける柱と抜けない柱がある
素人でもなんとなく抜ける柱と抜けない柱を見分ける方法
柱は3種類あります。
- 通し柱(抜けない)
- 管柱(一部抜ける)
- 間柱(抜ける)
構造上、建物を支えるのに必要な柱は抜くことができません。
建物の土台から軒まで1本で通してある柱は構造上抜くことができないと覚えておくと、なんとなく抜ける柱と抜けない柱が見分けられると思います。
写真の赤丸の柱は梁とはつながっているけれど、土台まで行っていないので抜けます。
むしろ、梁からぶら下がって鴨居を支えています。
青の矢印の柱は土台から梁までつながって梁を支えている柱なので抜くことができません。
ざっくり言うとこんな感じ。
ほんと、ざっくりとですが…。
通し柱
通し柱は建物の土台からから2階の屋根のところまで一本で通っている柱です。
太くて部屋の角に来ることが多いです。
この柱は抜くことができない柱です。
部屋の角だから抜く必要も感じないと思いますが。
管柱(くだばしら)
管柱は2階建ての1階部分だけ、または2階部分だけに使われている柱です。
平屋の場合は梁を支えいている柱です。
今回、私が抜きたいのは管柱です。
管柱は基本抜けないのですが、今回は梁を入れることで抜くことができるとのこと。
抜けるかの判断は大工さんや建築士さんの指示を仰ぎましょう。
柱が抜けたところ。
スッキリとした空間になりました。
間柱は抜いてもOK
柱と柱の間に入れるから間柱。
間柱は壁をはるときの下地と入れる角材のことです。
この柱は抜いても建物の強度とは関係ないので抜いても大丈夫です。
ざっくりと、リノベーションで抜ける柱と抜けない柱でした。
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