こんにちは、みつばです。
7月中旬に74歳の父と南アルプスの最高峰、北岳に登ってきました!
父とは2023年7月に富士山に登りまして、次は日本で2番目に高い山に登ってみたいということで、一緒に行くことになりました。
もくじ
広河原登山口までのアクセス
車で芦安の観光駐車場まで行きます。
道は整備されていて、多少すれ違いが厳しいところがあるものの、普通に運転できる人なら大丈夫だと思います。
南アルプスはマイカー規制があるので、芦安から先は路線バスか乗り合いタクシーで広河原登山口まで行きます。
南アルプス市芦安(あしやす)観光駐車場
第8駐車場まであって約600台とめられます。
私は7月の日曜日、10時ごろの到着で第3駐車場に止めることができました。
駐車料金は無料です。
路線バスか乗り合いタクシーで広河原へ
私はワゴン型の乗り合いタクシーで広河原まで行きました。
一応、時刻表はありますが、9人集まると出発するみたいです。
料金は一人片道1700円(利用者協力金300円を含む)でした。
芦安から広河原までは約1時間ほどかかります。
「よく、こんなところに道つくったなー。」と言いたくなるような、とんでもない山道なので、車酔いしました。
広河原登山口に到着
広河原インフォメーションセンターに到着しました。
綺麗な水洗トイレがあるので用を足して、2階のイスで車酔いが治るまでしばし休憩しました。
ようやく出発です。
インフォメーションセンターの2階から西に向かって歩いていくと、広河原橋があって、登山口へと続いています。
1泊目:水が豊富で快適な白根御池小屋
広河原から白根御池小屋まではけっこう急登
1日目は白根御池小屋まで行きます。
広河原登山口を11時ごろ出発し、白根御池小屋に15時ごろ到着しました。
約4時間の道のりです。
と思っていたのですが、意外と大変でした。
まず暑い!
天気が良いのはありがたいのですが、暑くてばてばてになりました。
それから、意外と急登です。
一段いちだんの段差が大きくてけっこう疲れました。
去年も登ったはずなのにすっかり忘れていました。
白地御池小屋の部屋
息も絶え絶えになりながら小屋に到着です。
我々のお部屋は「チングルマ」でした。
ついたてが設置してあり、半個室のような雰囲気で快適に過ごすことができました。
布団は直接肌が触れないようにインナーシーツか寝袋を持参するのがマナーになっています。
白地御池小屋は山小屋なのにトイレは水洗だし、蛇口をひねると水が出てきます。
山にいることを忘れてしまいそうです。
白地御池小屋の食事
白地御池小屋の食事は5:40分からでした。
間違えて早めにいってしまい、外のベンチで景色を見ながら待つことに。
父はビールを飲んでました。
外のベンチで鳳凰三山を眺めながらまったりしていると時間になったので、食堂へ。
- 玉ねぎと豚肉の炒め物
- 筑前煮
- 切り干し大根
- いんげんの胡麻和え
- 千切りキャベツ
- サラスパ
- ご飯、みそ汁
- デザートに冷凍パイナップル
お酒も充実していて、生ビールや山梨県の地酒がありました。
日本酒は升に注いでくれるらしいです!
この時、ちょっとお腹の調子が悪かったので飲まなかったけど、元気だったら絶対飲んでましたね。
朝食は4:30からでした。
右俣コースで稜線へ
2日目の朝、朝食を食べて30分ほど休んだら出発です。
北岳の稜線までは「草すべりコース」と「右俣コース」の2コースがあります。
「草すべりコースは登りが急なので自信がない。」と父が言うので右俣コースで登ることにしました。
白根御池小屋から分岐までは小刻みにアップダウンする道です。
大樺沢二股に到着すると雪渓が見えます。
遠目に雪渓を登っていく人たちがみえました。
ここから登りです。
二俣コースにはお花畑があって、高山植物がたくさん咲いていました♡
稜線まで登ってきました!
ここまで来たら肩の小屋まであと少し。
北岳 肩の小屋へ荷物をデポして山頂へ
肩の小屋へチェックイン
11頃、肩の小屋に到着し、チェックインしました。
白根御池小屋を6時ごろ出発したので約5時間の道のりでした。
肩の小屋はネットで決済できないので、現金で支払いです。
1泊2食付きで12,000円でした。
北岳の山頂でドリップコーヒーを楽しむ
指定された場所に不要な荷物をまとめて、軽くなったザックを持って山頂へ!
肩の小屋から山頂までは岩場が多く、落石の危険もあるためヘルメットの着用が推奨されています。
私たちもヘルメットを持って行きました。
山頂に到着です!
肩の小屋から北岳山頂までは約1時間でした。
あいにく雲がかかっていて展望はそれほどよくありませんでしたが、ドリップコーヒーを入れてのんびり山頂を楽しみました。
北岳から見える山は、富士山、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、八ヶ岳、中央アルプスや北アルプスなどです。
近場から遠くまで様々な山を眺めることができます。
北岳草は小太郎尾根分岐の稜線から山頂までの間に生えているらしい
今回の山行のもう一つのお楽しみ、「北岳草」は3000mの稜線に生えているらしいと事前のに調べていました。
ハクサンイチゲとの違いがイマイチわからない素人なのですが、たぶんこれかな?というものを発見。
違っていたら、コメントで教えてください。
2泊目:肩ロースの夕食とキレイな景色が最高な北岳肩の小屋
北岳山頂から肩の小屋に戻ってきて、小屋内を探検です。
肩の小屋には更衣室があるので、持ってきたボディシートで体を拭いてサッパリしました。
大きなからだふき用ウエットティッシュを200円で販売していて、至れり尽くせりだなぁと感動しました。
スマホの充電スタンドが1回200円で使用できます。
充電器はないので自前のものを使います。
USBコンセントがあるので、ケーブルがあれば充電できました。
私はモバイルバッテリーが前日の充電で終わってしまったので、1回使用させてもらいました。
小屋の外に出る時は、サンダルを借ります。
いちいち登山靴を履かなくていいので楽ちんです!
小屋を出て左に進むと自炊場があります。
中はストーブもあって広いです。
5:00~19:45まで使用できて、時間外は施錠するそうです。
小屋入口の受付でオリジナルグッズを売っています。
手ぬぐいとか、バンダナがかわいい。
父はバンダナを買っていました。
夕食まで時間があったので、生ビールを飲んだり、景色を楽しんだりして過ごしました。
生ビールは1000円でした。
夕立があって、鳳凰三山にかかる虹が見れました!
最高♡
仙丈ヶ岳に沈んでいく夕日もよかったです。
北岳 肩の小屋の部屋
お部屋は相部屋ですが、一人ひとりパーテーションで区切られています。
私たちの場所は二階でした。
このハシゴが超!直角で、昇り降りに気合が必要でした(笑)
カーテンを引いてしまえば、プライベート空間になるのでコミュ障の私でもくつろぐことができました。
北岳 肩の小屋の食事
晩御飯は17時からでした。
名物「豚肩ロースのステーキ」が有名ですが、この日でてきたのは厚切りではなく、薄切りのロースでした。
私は厚切りよりも食べやすくて好きでした。
3000mの山小屋のおかずが熱々で提供されるのも嬉しいポイントです。
麦醤油麹や付け合わせが私好みで、とっても美味しかったです。
朝日に輝く山々を眺める
この時期の日の出は4時半ごろでした。
鳳凰三山のあるほうから日が昇ってきます。
写真は4時頃のもの。
明るくなる空と、テントの光がすごくきれいです。
天気がよく、富士山もばっちりみえました。
富士山が見える時間は短く、すぐに雲がかかって朝食後には見えなくなってしまいました。
一瞬だけ見ることができる絶景です。
朝食後はこのとおり、ガスってしまいました。
右俣コースで下山
帰りは来た道をそのまま引き返します。
同じ道だけど、天気が違うと見える景色が変わるし、時間帯で咲いている花も違っていたりして「山って楽しいな」って思います!
白根御池小屋まで降りてきました。
暑かったのでアイスをいただくことに!
マンゴー味とココナッツ味でした。
サッパリしていて美味しかったです。
広河原登山口まで降りてきました。
肩の小屋から広河原登山口まで下山するのに大体6時間半ほどかかりました。
橋から北岳が見える!
乗り合いタクシーに乗ろうと待っていると、プチアクシデントが…。
次のタクシーはもう満席で、その次は2時間後だと言うではありませんか!
路線バスはまだ空きがありそうだったので、慌てて順番待ち用にザックを並べます。
バス停の前にザックを並べて順番待ちするシステムとなっています。
混雑する時期は座れないこともあるとか!
下山後にあの山道を、1時間立ちっぱなしはキツイ!と心配しましたが、なんとか座ることができてよかったです。
片道1450円です。
チケットは広河原インフォメーションセンター1階の切符売り場で買います。
下山後の温泉は【天恵泉 白根桃源天笑閣】
父とは駐車場でお疲れ様の握手をして解散し、一人温泉に向かいます。
本当は芦安温泉岩園館に入りたかったのですが、日帰りの入浴時間が15:30だったので断念し、天恵泉 白根桃源天笑閣(てんけいせん しらねとうげんてんしょうかく)に行くことにしました。
料金は600円で営業時間は10時30分~20時00分(受付終了19時30分)です。
白根桃源天笑閣は高アルカリで木の浴槽なのがいいなと思いました。
地元のおばちゃんが背中を洗いっこしていて微笑ましかったです。
洗い場の数は多くないので、混んでいると圧迫感ありそうです。
この日は平日だからか私を私を含めて3人しかいなかったので、ゆったり入ることができました。
奥の浴槽が源泉浴槽ですが、ほぼ水ですのでビックリしないように気を付けてください。
小屋まで行けばいいんだから楽勝だろう!